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ヒト脂肪細胞順化培養液エキス

500種類以上のタンパク質やEGF、FGFなどのグロースファクター(成長因子)、サイトカイン、酵素などの生理活性物質が豊富に含まれている。

私たちの身体は、たった一つの受精卵からそれぞれの細胞が自分の役割に見合う形や機能を身に着けて分化、増殖を繰り返し、その結果、約60兆個、200種類以上の細胞の集合体で出ています。細胞にはそれぞれ役割分担がありますが、中には決まった役割を持たず、いろいろな細胞になれる細胞があります。

これが「幹細胞」と呼ばれる細胞です。

さまざまな細胞になることができる能力は多文化能と呼ばれます。そして自己複製能(同じ能力をもった幹細胞をコピーできる能力)をあわせ持つ、素晴らしい細胞です。

幹細胞は、私たちが病気やケガをするとSOSをキャッチし、傷ついている場所に集合します。そして、集まった場所で分化と分裂を繰り返すことで失われた細胞を再生して補い、組織の機能を回復させるという重要な働きをしています。

脂肪由来幹細胞は成体幹細胞の一種で、骨髄由来幹細胞や臍帯血由来幹細胞などよりも容易に採取でき、しかも幹細胞の含有量が多いため、近年、再生医療や化粧品の原料としても広く採用、活用が進められている成分です。

ヒト由来脂肪幹細胞培養液は幹細胞が作るVEGF(血管内皮成長因子)、TGF(形質転換成長因子)、FGF( 線維芽細胞成長因子) 、IGF( インシュリン様成長因子)などの150 種類以上の成長因子(グロースファクター)などのタンパク質成分を含有することが報告されています。
 
 
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