だいたい 産後半年~1年くらい抜け毛が続きます
抜け毛の本数が正常の範囲内かどうかと同じく、抜け毛の健康状態をチェックするのも重要です。
だいたい、産後半年~1年くらい抜け毛が続きます。
しかし、自己流での治療や生活改善はかえって薄毛を悪化させることも少なくありません。全体的な薄毛や抜け毛が気になったら、専門クリニックで医師に相談してみましょう。
薬剤や化学物質の中には、毛根の細胞にダメージを与えるもの、頭皮の血行を悪化させるもの、髪の毛の成長をストップするものなどがあります。特に、がん患者に使用される抗がん剤は毛根の細胞を攻撃して正常な髪の発育や維持を妨げ、抜け毛が起こりやすくなることが知られています。また、女性の場合では経口避妊薬の使用によって急激にホルモンバランスが変化し、びまん性脱毛症を引き起こすことも少なくありません。
高齢者の抜け毛の原因のひとつに、加齢によるホルモンバランスの乱れがあります。女性は特に閉経後に、老化による体の変化はもちろん、ストレスや不規則な生活が続いても、ホルモンバランスが崩れやすく、抜け毛や薄毛を引き起こすことがあります。
育毛剤・発毛剤には副作用があり、頭皮のかゆみや頭痛など、さまざまな症状があるため注意が必要です。ただし、副作用は誰でも必ず起こるというものではありません。体調や体質によっては副作用がでない人がいたり、また出たとしても人によって症状に個人差があったりするものです。
副作用が出るかも…と不安になってしまうことがあるかもしれませんが、育毛剤・発毛剤にはそれ以上に薄毛・抜け毛の予防に効果が見込めます。
育毛剤・発毛剤を効果的に使うためにも、副作用が起こる原因や対処法について、正しい知識を持つことが大切です。
現代社会はストレスなどの要因から、抜け毛などの髪のお悩みがある方が多いようです。一度でも育毛剤を使用したことがある方であれば、アデノバイタルと呼ばれる商品を聞いたことがあるかもしれません。
アデノバイタルは、資生堂の育毛剤シリーズです。頭皮に有効とされる成分が入っていますが、副作用が懸念される成分も含まれます。そのため、副作用が心配でなかなかアデノバイタルの使用に至らないという方も多いようです。抜け毛や脱毛でお悩みの方は、アデノバイタルを使用する際の注意点や起こりうる副作用を踏まえて効果的に使用し、髪の毛に大切な普段の生活を見直すことが大切です。
毛髪に欠かせない栄養素を含む食品を積極的に摂取することも、抜け毛・薄毛対策には有効です。髪の毛によいとされる栄養素には、コラーゲンや毛髪の生成を促すグリシンやメチオニン、システインなどのアミノ酸、抜け毛や白髪によいといわれる亜鉛や銅、カルシウムなどのミネラル、ビタミン類があります。これられの栄養素が豊富な大豆製品や牡蠣、赤身肉、魚、野菜などは、高齢者は特に不足しがちなので、偏った食事にならないよう心がけましょう。
高齢者の女性で抜け毛や薄毛が発生するのは、女子男性型脱毛症、女性型脱毛症などのホルモンの影響による脱毛症、頭皮環境の変化や頭皮トラブルによる脱毛症、ストレスや食生活の乱れが引き起こす脱毛症、内臓疾患、貧血、栄養障害による抜け毛など、さまざまな要因があります。女性は男性に比べて、薄毛が少ないとはいわれていますが、髪の毛は老化で40歳前後から確実に加速します。
加齢による脱毛症だけでなく、何かしらの疾病による抜け毛や薄毛が発生している場合も考えられるので、回復を早めるためにも、できるだけ早く専門のクリニックで治療を行うことをおすすめします。女性の脱毛症の原因や治療法は、男性とは異なることもあるため、女性特有の薄毛への対処が必要です。
老人性・壮年性脱毛症は、高齢者においては老人性疎毛症とも呼ばれ、病気による脱毛ではなく、加齢によるさまざまな変化から生じる脱毛症です。男性のように抜け毛や薄毛が発生する決定的な要素は見つかっていませんが、誰もが大なり小なり起こってくるものです。高齢者は皮脂分泌も減少するため、髪の毛の艶もなくなっていき、頭髪全体の密度が低下していきます。
女性の薄毛やはげなどの悩みは歳を取って出るものばかりではなく、ストレスなどでも抜け毛が増えたりはげたりします。男性用の育毛剤は多くありますが、女性のはげをケアするには女性用の育毛剤を使う方がいいでしょう。即効性のある育毛剤を選びたいところですが、いろいろな商品があるので、まずはどんな成分配合なのかチェックしてみてください。薬局で手に入るものも、配合されている成分を必ず確認しましょう。フケが出る、頭皮が乾燥しているなど髪と地肌の状態によって最適な育毛剤を選ぶのが、即効性を感じるためには大切です。育毛剤を使い始めたら、効果を実感するためにも毎日継続して3〜6か月は使いましょう。