発毛診断士の佐野です。
今日からヘアーリスペクト開発研究室の橋本研究員から聞いた話を
シリーズでお伝えしていきたいと思います。
ヘアーリスペクトをご紹介し、早や3年が経ちました。
塗布して変化がよく分からないという育毛剤も少なくない中、
ヘアーリスペクトは髪の密度を増やす「バルーン効果」が
国の研究機関で認められた唯一の育毛剤です。
じっくりと向き合ってご利用頂いている方は、
効果を実感して頂いているケースが多いようです。
画期的な育毛剤
以下より橋本研究員のお話です。
ことの発端は、私が大学院講師として研究室に在籍していた時のことです。
「画期的な育毛剤を天然成分で作りたい、手伝ってくれ」
hs研究所、現在私も在籍する研究室から打診がありました。
私は長年、髪に関する研究を進めてはいましたので
「特に画期的な」
という言葉を
「短期間で効果が出る」
と捉えました。
当時、私は生物学的な考察では限界を感じていました。
そのため「毛髪」を化学的に捉えて考えたのです。
毛髪、つまりタンパク質。
アミノ酸がアミド結合やシスチン結合、水素結合などで
三次元的に結合して出来た物質です。
特にこの中で、毛髪の特徴の大きな要因となっているシスチン結合について着目しました。
このシスチン結合の中に、新たな天然のアミノ酸を入れることができれば、
毛髪の体積を増加させることができ短期間でボリュームアップができるのではないか?
さらにはその天然アミノ酸自体に、細胞の老化の原因と考えられる活性酸素除去能が備わっていれば、
毛母細胞の活性化を促し、画期的な育毛剤ができるのではないか、と考えました。
それでアミノ酸について考察していたところ、γーアミノ酸の中に「エルゴチオネイン」という物質を見つけました。
成分構造を見れば見るほど、私が期待していた効果を発揮できそうでした。
「早速、試薬を取り寄せてみよう!」
そう意気込んで実験しようと思いましたが、実験用成分カタログには、
何と【0.005gで16,000円】と記載されていたのです・・・。
これでは期待している効果があったとしても、とても商品化できる価格ではありません。
(続く)