身体の維持するうえで欠かせない必須栄養素であるたんぱく質。
髪と肌の維持、代謝促進、免疫力を高めるために無くてはならないものです。たんぱく質は必須アミノ酸を含む20種類のアミノ酸からできていますが、大事なことがあります。
それは20種類のうち、9種類のアミノ酸は人間の体内で合成することができない、ということです。さらに、摂取したたんぱく質はアミノ酸に分解されたあと体外に排出されるため常に身体から失われていきます。
ですから、食品などで継続的に摂取する必要があります。
1人当たりのタンパク質供給量国別統計データ(2019年)によると、1位はアイスランド。日本は70位です。上位には遠い位置でした。美味しい食事がどこでも食べられる一方で、肝心の栄養バランスに問題があるのではないかと考えています。
世界保健機関のタンパク質摂取推奨値は、体重(kg) x 0.66g が毎日の必要量であるとしています。あくまでも目安なのですが、運動をよく行う方、アクティブな生活を送っている方、また高齢者、妊婦では、失われるたんぱく質は多くなるため、この数字よりも多くのタンパク質摂取が必要となります。
タンパク質の役割は、抜け毛防止、高血圧のリスク軽減、怪我回復、加齢に伴う骨格筋減少の発症リスク軽減、免疫機能維持があります。摂取量が少ないことで、加齢とともにこうした機能が失われる可能性は高くなってくると考えられます。