発毛診断士の佐野です。
お盆休みも過ぎ、オリンピック閉会式の余韻も冷めやらぬ頃です。
残暑も厳しいのですが、この頃から多くの方が不安になるのが
季節の変わり目に発生する抜け毛です。
皆さん、頭皮ケアは重要視されているでしょうか。
■洗髪のすすぎはやっぱり洗面器
美味しいご飯を炊くために必要なこと。
それはお米を洗うとき、水道水から直接流水を当てないようにすることだと言われています。
まず水を汲んだボールから、一気に何度も大量の水を注いでお米を研ぐ。
なぜなら水道水だと、強い流水が米に当たって糠(ぬか)が全体にまわり、
ご飯全体が臭くなるのです。
だから直接流水を当てない。
お米はデリケートですね。
頭皮も同じです。
直シャワーで頭を洗う方もたくさんいらっしゃると思います。
しかしシャワーの水圧は実は、実は洗髪には向いていません。
なぜならシャワーヘッドから勢いよく噴射される水はひとつひとつの水の水圧が強いため、
髪や頭皮に当たったときに、頭皮への刺激が強くなるのです。
頭皮をポンポンと叩く間違った育毛法を行っている人は、
さすがにもういないと思いますが、
シャワーの水圧は似たような刺激を与えてしまうんですね。
それだけではありません。
シャンプーで洗って、泡を落とそうと思っても、
シャワーヘッドから放出される「たくさんの小さな水圧」が
シャンプー泡を頭皮上で攪拌します。
だからシャワーだけでは泡がなかなか落ちにくくなります。
シャンプーが頭皮に残存する原因にもなります。
そのためシャンプー剤を取り除くためには、
より長くシャワーを流さなくてはいけなくなります。
ただでさえ頭皮に刺激の強いシャワーを長く頭髪に当てるのはよくないですよね?
そのためにはどうしたらいいのか?
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答えは「 洗面器 」をつかうこと。
洗面器にお湯をくんで、それを一気にかけると、
水のかかる面積が大きいため、頭皮に大きな負担がかかりません。
シャンプーの泡も攪拌されずに、割と一気に落とせます。
3~4回もすすげば、大体ほぼ完全に泡は落ちます。
塩素を取り除くシャワーヘッドもあるようですが、
そうしたシャワーヘッドを使う場合も、
あえてシャワーからのお湯を洗面器に汲んでから洗髪するのが
髪や頭皮にとって優しく髪の成長を助けるのです。
とても小さなことかもしれませんが、
こうした積み重ねは後で大きな差が出てきます。
季節の変わの抜けを抑えるためにも、出来ることは習慣化してみましょう。