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とはいえ 強迫性障害と抜毛症には異なる点もあります

2006年に初めて抜毛症に悩む方のご来店により知る事となった抜毛症(トリコチロマニア)現在まで延べ人数にして1400名以上のご相談に対応して来ました。抜毛症に悩む全国の未就学児童から大人の抜毛症まで広くその改善の為の技術や情報サービスを含めた複合コンテンツの提供を行っています。

まずは抜毛症について知りましょう。

抜毛症の症状をコントロールするために、薬での治療を行うこともあります。抗不安薬や抗うつ薬、抗精神薬等による改善効果があるとの報告もありますが、抜毛症に特に効果のある薬は現状ではありません。併発している精神疾患がある場合は、その病気に対する薬を処方する治療が多いようです。

ただ、抜毛症の診断・治療については精神科の対象となりますので、一般的には次のような精神療法が行われます。

不安やイライラといったストレスから一時的に解放されるために毛を抜くようになり、それが癖になってしまった、というのが抜毛症の一応の原因とされています。

根本的な原因がはっきりとしないため、「こうすれば抜毛症が治る」といった明確な治し方や、確実に効果がある薬も残念ながら見つかっていません。

共通しているのは、抜毛症の人は自分の外見に不満があるわけではないということです。また、毛を抜く直前には緊張や不安を感じており、抜毛によってそういった気持ちが和らいで満足感や気持ちいいといった快感のようなものを覚える、ということも挙げられます。人によっては、毛を抜くことで頭皮のかゆみのようなものが緩和するという方もいるようです。

ただの癖のうちに、髭を抜く癖を直してしまいましょう。抜毛症になると、どうしても髭を抜くことがやめられなくなってしまいます。そうなると病院を受診して傷んだ毛根の治療を受けたり、最悪の場合髭が生えてこなくなる可能性も出てきます。

とはいえ、強迫性障害と抜毛症には異なる点もあります。

さらに、強迫性障害では行為に及ぶ際に、条件が限定されることがありますが、抜毛症では行為に対する条件がないので、重症化した場合「いつでも、どこでも」抜毛という行動を取らずにはいられなくなってしまいます。

抜毛症に対する直接の治療とは異なりますが、抜毛癖を改善することができても、失われた体毛は再び生えてこないのではないか、という不安がありますよね。

やはり抜毛症に適切に対処していくためには専門機関に相談することが一番です。もし身近な人に「抜毛症かも」という方がいれば、可能な限り病院での相談を勧めましょう。