育毛の達人公式ブログ
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質の悪いシャンプーを使うことは毒を塗り続けるのと同じことである、ということをお話ししました。

赤ちゃん用シャンプーでも同じことが言えるのですから安物買いの銭失いでなく、健康被害もある可能性が高いのでは本末転倒です。。

「そもそも安価なシャンプーを使うとなぜ薄毛になりやすいのか?」

という理由について説明するためには「化学物質がなぜ有害なのか?」というところから説明しないといけません。

私たちの身体の「神経」「免疫」「内分泌」の3つはお互い密接に関係しています。
常に健康情報を交換しているのです。

ですからこれらのうちのひとつが化学物質で痛めつけられると他の3つにも被害が出てきてしまうのです。ドミノ倒しのようにダメージが拡張していきます。毒物を消化管から摂取した場合、嘔吐という反射で毒物を対外へ排出しよう!という働きがあります。

しかし「皮膚」と「肺」から毒物がはいった場合、私たち人間は防御するためのシステムがもともと無いのです。そのため毒物はあっさりと人間の身体に侵入できてしまいます。

さらに妊娠直後のお母さんの場合、危険は胎児にまで及びます。妊娠後20日前後で胎児の神経管が閉じつつあるときにお母さんの皮膚をとおして毒物を取り込んでしまうと免疫システムが機能する間もないまま、胎盤を通して胎児に毒が流れてしまうのです。

可能性としてですが、1回でも大量の毒物にさらされた胎児は、脳の発達パターンに障害的な問題をかかえることがあると言われています。妊娠すら気が付いていないお母さん自身もまったく気にもとめていない皮膚からのけい皮吸収による毒物摂取です。

そして神経に問題のある赤ちゃんが生まれてきたときに

「どうして・・?」

ということになるのです。

今から20年前、大阪医大と摂南大農学部の両教授の研究で、妊娠中の母親の血液中のダイオキシン類は、胎盤をそっくり通過して胎児に流れ込んでいることを突き止めました。通常は母体中のホルモンは胎盤を通過できないのですが環境ホルモンであるダイオキシンは素通りできてしまうのでした。

ちょっと話しがずれました。

つまり、私たちの「神経」「免疫」「内分泌」は肌から吸収する毒物によって簡単にバランスが崩れてしまう、ということです。

日本国内でも有名な売れ行きトップ3にはいるある某メーカーのシャンプーがあります。このシャンプーは、もともと艶を出すことで綺麗な女優さんを使い、それが特徴のようですが、とんでもない多量のシリコンが含まれています。

ですのでよく事情を知っている美容師さんは、お客さんからパーマのリクエストがあった場合、必ずこのシャンプーを使っているかどうかを聞くそうです。理由は、シリコンが多量に含まれるシャンプーを使った場合、パーマがかかりにくくなるからです。
だから「前もって教えてほしい」ということですね。

ただそうしますと、パーマ剤をふつうよりも多く使われますので、余計に頭皮にも悪くなる結果になってしまいます。

普通のシャンプーじゃなく、

「石鹸シャンプーを使ってるから平気!」

という方もいるかもしれません。
でも石鹸だから安心という理由はどこにもないのが真実です。

石鹸シャンプーはラウリル硫酸ナトリウム(Na)を多量に含んだシャンプーより安全だと思われるかもしれませんが、欠点は、ペーハー(PH)値が10以上と高すぎるため、頭皮を荒らしてしまうのです。また石鹸カスも必ず出ますので、髪がボロボロになりやすいという二つの大きな短所があります。

 
ちなみに、使えば発毛するようなシャンプーは全世界を見渡しても存在しません。
これは断言します。

ただ、間違ったシャンプーを使うと、頭皮環境も崩れ、ほぼ絶対に発毛しなくなる可能性もでてくるばかりか身体の健康も損なうこともあります、というのが本文の趣旨になります。

育毛で本当に初歩的なことは、まず第一に安全であること。
そして身体の神経バランスに影響を及ぼさず頭皮環境を整えてくれること。

という、使う側の立場を本当に真剣に考えてくれているメーカーのシャンプーを使うのが大切なのです。

あと余談になりますが、同じシャンプーを使っていても、季節変動や時期、体質変化によって、合うときと合わないときがあります。そういう場合は、乾燥肌用のシャンプーか脂性用シャンプーを使い分けてみるのが良いです。