自然な抜け毛と異常脱毛は違います
頭皮の状態が悪化すると抜け毛が増えますが、頭皮が正常な状態でも一定の抜け毛はある、ということは理解しておきましょう。1日あたりの通常の抜け毛の本数は50本から100本程度と言われており、その抜け毛の半分以上はシャンプー時に発生します。
毛穴がつまってしまうと、べたつきや不快なニオイがするといったトラブルがおきますが、抜け毛が増えるといった症状も出るようになります。
抜け毛は誰にでもあり、寿命がきた髪は毎日抜けます。全く抜けないことはありません。
でもこんな場合は要注意です。
・細くて短い髪が大量に抜けるようになった
・ある日を境に明らかに抜け毛が多くなった
・頭皮に痒みがある
これは使っているシャンプーの洗髪剤の洗い残しがあり、十分にすすぎきれていないことに原因があるケースが相当あります。シャンプーで頭皮にキズをつけないよう指の腹で優しく洗うことも大切なんですが意外と見落としてしまうのが最後のすすぎ。
鏡の無いところで洗髪するとよく分かるのですが特に市販の廉価なシャンプーは界面活性剤の影響が強く、泡立ちが激しいので、ザッとすすいだつもりでも頭皮や髪の隙間に、よく泡が残留したりします。
すると頭皮に残った洗髪剤の影響で痒みが出たり、頭皮が乾いて不要な抜け毛を誘発したりするわけです。洗うことも大切ですが、充分すぎるくらいすすぐことも同じくらい大切なのです。とはいえ、そもそも使用する洗髪剤(シャンプー)が良質のものでなければ、化学残留物が頭皮下に浸透するので痒みは日に日に増えていきますので、よくすすいでも抜け毛が減らない、ということは有り得ます。
料理の素材と同じように、シャンプーも良いものを使って頭皮と髪の健康が保たれます。界面活性剤などを多量に含んだシャンプーは有名なシャンプーでも(ほど?)驚くほどたくさんあります。界面活性剤を多量に含むシャンプーほど、肌から吸収される経皮毒性により身体にも化学物質がたまっていきます。
結果、頭皮が痒くなり、洗っても洗っても痒みもとれず、フケも多く出るようになります。そこへもってフケ防止用のトリートメントなどを使ったら、やけどした皮膚に砂利をこすりつけるようなものです。これらは髪や頭皮をあくまで一時的に化学成分で保護しているだけなので、根本的な改善にはなりません。むしろ、使えば使うほど頭皮状況は悪化します。私自身が過ちを犯してきたので、断言します。
育毛の達人
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