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時差が5時間以上ある国は時差ボケになりやすいとされています

誰にでも効く対策法がないのは少々残念ですが、間違った情報に基づいた時差ボケ対策で旅行を台無しにするのはもってのほか。短期間で克服できるものではないと割り切って、思う存分、旅行を楽しむのが一番なのかもしれませんね!

時差が5時間以上ある国は時差ボケになりやすいとされています。また、アジアやヨーロッパなど日本から西に移動するよりも、ハワイや北米など東に移動する時のほうがより時差ボケの症状は強くでます。

海外から帰国した方を悩ませるのが時差ボケ。特に帰国後すぐに仕事があるという方はなんとしても到着した日に時差ボケを治したいものです。

アルコールの過剰摂取は脱水症状の原因となり、時差ボケの症状を悪化させるリスクがあるため、フライト中のアルコールは控えめにしましょう。また、コーヒーなどに含まれるカフェインも、眠りを妨げてしまうためなるべく避けてください。

「“夜勤”をイメージするとわかりやすいかもしれません。例えばニューヨークと日本の時差は14時間ですから、夜勤の人は日中のニューヨークで働いているようなものですよね。当院の看護師さんたちもコーヒーを飲むなど眠気対策をしていますが、だからといって月に数回の夜勤のために体内時計を変えてしまおうとは思わないはずです。時間生物学の世界では、光が体に及ぼす影響をもとに、体内時計を調整する研究も進んでいますが、あくまでそれは現地のリズムにどこまでも合わせたい人のためのもの。時差ボケは生理的な反応で、体の調整機能が働いている表れですから、日本に戻ってきた時のことを考慮しても、無理矢理対処しないほうがよいと思います。体にとってストレスになりますからね」

若い人に比べて、中高年者の方が時差ボケの症状が重くなりやすく、睡眠障害なども起こしやすいとされています。時差ボケからの回復も、高齢になるほど時間がかかるようです。

時差ボケ対策は、海外に滞在する期間の長さによってもコツが変わってきます。滞在期間が短い場合と長い場合、それぞれの時差ボケ対策のポイントを見ていきましょう。

時差ボケは海外旅行に付き物ですが、きちんと対策をとることで、症状は最小限に抑えることができます。旅行中の体調不良や帰国後の生活リズムの乱れを防ぎ、快適な旅にするためにも、体内時計を上手にコントロールしていきましょう。

「ですから、1週間程度の海外旅行では現地時間に完全に合わせることは難しいのです」と三島先生。となると、効果的な時差ボケ対策はないということでしょうか…?

体内時計の乱れは、飛行機で時差が5時間以上ある地域へ急速に移動すると発生しやすいといわれています。また、移動の方向も時差ボケの症状の重さに影響しており、アジアやヨーロッパなど日本から西への飛行よりも、ハワイや北米など東へ飛行するときのほうが、より時差ボケの症状が強く出やすくなる傾向があります。西行きは時間がプラスされて1日の時間が長くなり、反対に東行きは1日の時間が短くなります。人間の体内時計が、1日24時間よりも長いこともあり、1日の時間が長くなるほうが体内時計は調整しやすいのです。

人間は太陽を浴びると目が覚めるという性質があります。時差ボケを直すためには太陽の光を浴びて、現地時間のリズムを体が覚えられるようにしましょう。

時差ぼけの方はもちろんですが、普段からあまり眠れないという方も時差ぼけの方と同じように睡眠対策をされることが必要です。特に近年ではソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)といい、規則正しい生活を普段送っているにもかかわらず、休日に夜更かしや朝寝坊をするだけで、時差ぼけと似たような症状が出る症例が見られます。少しでもそのような症状を感じられている方は、ぜひお気軽にご相談ください。